5月13日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)の理事会で、日本がこれまでに獲得したアテネ五輪の出場枠が発表された。
それによると、すでに235人の出場枠が確定。面白いのはその内訳で、235人中、男子が104人、女子が131人となっている。その後も人気種目の女子バレーボールが2大会ぶりに出場権を獲得するなど、史上初めて女子の参加人数が男子を上回ることは確実となった。
日本の女子選手が初めて五輪に参加したのは1928年のアムステルダム大会で、ただ一人出場した陸上の人見絹枝が800mで見事に銀メダルを獲得している。その後も女子の参加は続いたが、人数的には男子が圧倒的に多く、地元開催となった'64年の東京大会でさえ、男子294人に対し女子は61人に過ぎなかった。だが、'90年代に入ると女子の活躍が目立つようになり、'96年のアトランタ大会では男子160人に対し女子150人と急接近。前回のシドニー大会は男子158人、女子110人だった。
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