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公道を走れない、年間3勝の新鋭選手。

 楽しみな才能が現れた。その名を塚越広大と言う。彼は11月、18歳になったばかりなのに、西日本F4選手権シリーズでチャンピオンになり、途中参戦したフォーミュラドリーム(FD)シリーズでは最終戦までの4戦でなんと3勝を記録したのである。

 従来、日本国内で日本自動車連盟(JAF)の競技ライセンスを取得するには普通自動車免許証が必要だった。つまりいくらレーシングカートで優秀な成績を収めても18歳になるまで本格的四輪レースには出場できなかったのだ。世界的に選手の若年化が進む中、日本人選手がF3をはじめとする海外競技で活躍できない理由のひとつが、この年齢制限にあるという見方は昔からあった。15歳から出場できるレーシングカートで才能を発揮しても、免許取得年齢になるまで足踏みをしなければならなかった。

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