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明らかな進歩を見せる、FCJの2年目。

 昨年、トヨタ、ニッサン、ホンダという国内三大自動車メーカーが、メーカーの枠を越えて若手レーシングドライバー育成のため、新たなカテゴリーであるフォーミュラチャレンジ・ジャパンを始めたというニュースをここでお伝えした。ひとくちにメーカーの壁を乗り越えたとは言っても、敢えて言うならば元々はある種の合弁事業だ。依然として様々な箇所に想いの行き違いが散見されるけれども、シリーズとしては明らかに進化した2シーズン目が進みつつある。

 かつて育成カテゴリーに対しては「入場料を出している観客の前で見せるものではないだろう」と、少々偏狭な批判が寄せられもしたものだが、今では立派に観戦して楽しめるシリーズになった。今年は2年目のトヨタ系、国本京佑が序盤戦のうちに独走を重ね、悠々とシリーズチャンピオンを取ってしまうのかと思ったら、中盤になって取りこぼしが増え、その雲行きが怪しくなってきている。

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