人が監督になるときというのは、タイミングと運がある。いくら実力があろうが生え抜きだろうが、すべてはチームの状況次第だ。西武の新監督になった渡辺久信は、就任要請が来たとき「千載一遇のチャンス」と思ったという。チームの状況は厳しい。しかしそれが渡辺のタイミングだったということだろう。
松坂大輔が抜けて迎えた今シーズン、チームは26年ぶりのBクラスに転落。今オフにはカブレラ、和田一浩の主軸が出て行った。補強の見通しも立たないチームの監督は誰にとっても貧乏クジ。そんな状況で白羽の矢が立ったのが二軍監督をやっていた渡辺だった。
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photograph by NIKKAN SPORTS