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自我か、チームか。田臥勇太が直面する壁。

 海外で暮らしていると、時々、自分が日本人であることを思い知らされることがある。現地の生活に慣れていく一方で、だからこそ、自分の中にある日本的な部分に気付くのだ。

 NBAに挑戦するために4年前からアメリカで暮らしている田臥勇太も、つい最近、そのことを痛感したという。

 NBA傘下NBAディベロップメント・リーグのベイカーズフィールド・ジャムでプレーしている今シーズン、田臥はこれまでになかったような苦労をしている。何しろチームが勝てない(3月20日現在13勝29敗)。さらに田臥自身も、プレータイムが限られ、自分の能力をアピールすることもできずにいる。

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