中野真矢の'07年は、自身はもちろんのこと、周囲の期待をも裏切る散々なシーズンだった。
カワサキからチャンピオンメーカーのホンダへ移籍し大きな期待が寄せられたが、結果は10位を最高位に総合17位。サテライトチームの「コニカミノルタ・ホンダ」で開発が遅れたRC211Vを駆り、今季大苦戦のミシュランタイヤを使う中野にとっては厳しい1年となった。
苦戦した最大の要因は、シーズン当初から車体のセットアップが決まらず、ニューパーツが投入された後半戦も悪い流れを脱却できなかったところにある。その点について中野は、「バイクの現状に合わせて乗り方を変えようと努力したが、そうすると自分の良い部分が生きなくなってしまう」と語っていた。
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photograph by Satoshi Endo