大盛況のソフトバンクキャンプに比べ、いまひとつ盛り上がりにかける巨人・青島キャンプ。その中で一際目立つ存在がいる。今季から野手総合コーチに就任した伊原春樹だ。
守備・走塁コーチとして1980年代の西武黄金期を陰で支え、「西武の頭脳」と呼ばれた。厳しいノックで、石毛宏典や辻発彦らの名手を育て上げたことも記憶に残るが、野球ファンに伊原の名を知らしめたのは、やはり、'87年、巨人との日本シリーズだ。第6戦の8回裏2死一塁、三塁コーチャーだった伊原が、センター、クロマティの緩慢プレーを見て一塁走者の辻を一気に本塁に生還させたあのプレーである。
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