前評判が高かった投手がこれほど期待に応えられなかった年は珍しい。鍵谷陽平(北海)、西勇輝(菰野)、小熊凌祐(近江)らは、なす術もなく初戦で敗退した。一方の勝ち上がり組にしても、田村圭(慶応)、土屋健二(横浜)、近田怜王(報徳学園)、伊波翔悟(浦添商)らの出来はかなり不満だった。
投手の不調を尻目に、今大会は捕手の優秀さがクローズアップされた。土井翔平(智弁学園)、山城一樹(浦添商)を始め、飯田大祐(常総学院)、地引雄貴(木更津総合)、中村悠平(福井商)などだ。捕手の能力の指標とも言える二塁送球は1.8〜1.9秒台を記録し、投手のリードにも大人の匂いを感じさせた。
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