クラブ史上初の優勝で得た確かな手応えを胸に、大黒柱は新シーズンへ静かに闘志を燃やす。次の一歩をどう踏み出すのか――その思いを語った。《発売中のNumberPLUS「B.LEAGUE 2026-27 OFFICIAL GUIDEBOOK」より、[長崎ヴェルカ]馬場雄大「背負うことで強くなれた」を特別に公開します。》
Bプレミア元年。長崎ヴェルカのユニフォームに初優勝を表す星印が一つついた。新シーズンに向けたプロフィール写真撮影の日、新しいユニフォームに初めて袖を通した馬場雄大は、気持ちが高ぶっていた。
「今日初めて新しいユニフォームを着用したんですけど、ロゴの上に星がついたことで、優勝したことが目に見えて分かるようになって感激しました。このオフはいろんな方から『優勝おめでとう』という言葉をいただいて、そのたびにうれしく思っていましたが、ユニフォームの星を見て、改めて大きなことを成し遂げたんだなと感じました」
昨シーズン、初優勝を遂げた長崎ヴェルカは、Bリーグに革命を起こした。B3リーグ参入から数えて5季目で優勝を遂げたスピードもさることながら、注目されたのは、今までのBリーグになかったバスケットボールスタイルだった。
采配2季目となるモーディ・マオールHCの下、レギュラーシーズンのベスト5に選出されたスタンリー・ジョンソンとイ ヒョンジュン、ベストディフェンダー賞を受賞した馬場雄大ら大型ウイング陣を中心に、全員がどこからでも攻め込む「ポジションレスバスケ」を展開。長年、インサイドのビッグマンや、ボールを持ってクリエイトする選手が支配してきたBリーグにおいて、今までにない戦い方を示し、風穴を開けたのだ。
オフェンスだけではない。チャンピオンシップ(CS)では、レギュラーシーズンよりも強度の高いプレッシャーディフェンスを披露。長崎と対戦したどのチームも、そのディフェンスの強度とスタミナに翻弄され、最後は力尽きていた。
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photograph by Kiichi Matsumoto
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