記事を
ブックマークする
《試合後独占インタビュー》「12ラウンドをフルに戦う体を作る」井上尚弥が明かす“オンリーワン”の練習方法と頭脳戦の本質「脳のスタミナ、めちゃくちゃ大事です」【後編】
先述したように、井上は今回、帝拳ジムのホープ4選手とスパーリングを重ねた。デビュー以来、初めてとなる帝拳ジムへの出げいこも実行した。井上がジムワークで最も重視しているのがスパーリングだ。そこには井上ならではの哲学がある。
絶対王者であり続けるためのオンリーワンの練習方法。
――今回は帝拳ジムへの出げいこを予定しています。
「13年間、同じジムでやっていたらやっぱりマンネリ化するし、いま何が必要かを考えたとき、出げいこが一番かなと。よそのジムに行って、大橋ジムにいるのと同じ内容のスパーリングができるのか。帝拳の選手、トレーナー、会長が見ている中でやれば、いつもより精度の高いボクシングをしたいし、無駄なパンチをもらいたくないという気持ちもより強くなる。言ってみれば試合感覚でスパーリングができるかなと思っています」

――井上選手はこれまで日本人のみならず、フィリピンやメキシコのパートナーと数多くスパーリングをしてきました。その際、パートナーに「こうあってほしい」と求めるものはありますか。
「ああしてくれ、こうしてくれとお願いすることはないです。だから今回もアフマダリエフに似せてくれとかはない。以前、ジャフェスリー・ラミドが気を使って対戦相手の真似をしてくれたんですけど、ラミド本来のいいボクシングじゃなくなってしまったので、やめてもらったことはあります。いつも通り普通にやってくれと」
――スパー後は映像を必ず確認していますね。撮影で工夫していることはありますか。
全ての写真を見る -1枚-プラン紹介
「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
この連載の記事を読む
記事


