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「スカッシュで全日本選手権6連覇」渡邉聡美26歳がイギリスの大学に進学し、現在最も意識するライバル国は?《打球速度は250km超》

2025/08/25

 四方を壁に囲まれたコートで、交互にボールを打ち合う。弾力のあるボールの打球速度は250kmを超える。「立体ビリヤード」とも呼ばれるスカッシュはパワーやスピードだけでなく頭脳も求められる。

 日本人初の世界ランキングトップ10入りを果たした渡邉聡美は新競技となる2028年ロサンゼルス五輪でメダルが期待されているホープだ。

 8歳でスカッシュを始め、12歳でアジア屈指の強豪国マレーシアへ留学。18歳にして、史上最年少で全日本選手権を制した。その後、「英語力が衰えないように」と学業に力を入れながら、プロの試合にフレキシブルに出場することが可能なイギリスの大学に進学した。現在もロンドンに拠点を置き、元世界ランキング3位のコーチに指導を受ける。持ち味の強烈なショットとスピードで、昨季は世界ランキングを自己最高位の6位まで上げた。

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photograph by Rei Itaya

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