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<遥かなるマリナーズ>3人のレジェンド。~ケン・グリフィーJr.、ランディ・ジョンソン、アレックス・ロドリゲス~

2018/05/14
1977年の球団創設以来、リーグ優勝は果たせずも華やかな選手を輩出してきた。
史上最高得票率99.3%で殿堂入りしたスター、通算4875奪三振の大型左腕、18歳でメジャーデビューした天才。
彼らがシアトルで残した功績を辿る。

「MEMORABLE」

 アリゾナ州ピオリアにあるマリナーズのキャンプ施設の屋外大壁面には、このフレーズと並んで往年の名選手の写真が飾られている。イチローをはじめ「思い出に残る」と題されたレジェンドの中で、ひと際大きな存在感を感じさせるのは、間違いなく、ケン・グリフィーJrである。

 1987年、ドラフト全体1位でマリナーズに入団したグリフィーは'89年4月、19歳でデビューすると、瞬く間にスターダムに駆け上がった。'90年には父グリフィー・シニアと父子アベック本塁打を放ったほか、'93年にはメジャー記録に並ぶ8試合連続本塁打をマークするなど、球界屈指のスラッガーに成長した。'99年、当時オリックスのイチローが、マリナーズの春季キャンプに特別参加した際、「憧れの選手」と話したこともあり、日本のファンにも馴染みの深いスター選手の1人となった。

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photograph by Getty Images

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