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ドジャース・大谷翔平の「ワールドシリーズ出場」に立ちはだかる好敵手とは?《戦力分析:ブリュワーズ、ダイヤモンドバックス、パドレス、フィリーズ》
ミルウォーキー・ブリュワーズ:たとえスターがいなくとも。
西地区のドジャースに大谷翔平、ムーキー・ベッツら、東地区のフィリーズにブライス・ハーパー、トレイ・ターナーら有名選手が名を連ねるのに対し、ナ・リーグ中地区を制したミルウォーキー・ブリュワーズは無名選手ばかりだ。
2度オールスターに選出されたブランドン・ウッドラフ投手と、2018年ナ・リーグMVPを獲得したクリスチャン・イエリッチ外野手がいるものの、それぞれ肩の手術と腰の故障によって戦線離脱している。それでもブリュワーズは4月30日から地区首位に立ち、独走した。
スーパースターがいなくとも、若手の活躍が目覚ましい。ウィリー・アダメス遊撃手(32本塁打、109打点、18盗塁=成績は9月16日時点、以下同)とウィリアム・コントレラス捕手(打率.281、22本塁打、90打点)が打線の軸。さらに活気があるのは新人のジャクソン・チョリオ外野手(打率.273、21本塁打、77打点)だ。春先こそ低迷したものの、6月に打率.315、7月に同.317、8月に同.321と徐々に調子を上げ、史上初めて20歳にして20本塁打20盗塁を記録した。
投手陣はフレディ・ぺラルタが2年連続の二桁勝利を挙げて期待に応えたが、ウッドラフの穴を埋めたのは日本プロ野球ファンに馴染みがある右腕だった。ソフトバンクで2021年から2年間で8勝を挙げたコリン・レイが、先発投手として12勝5敗と大活躍しているのだ。
また、前半戦は故障で不在だった'20年の新人王、抑えのデビン・ウィリアムズが7月末に復帰。8月のドジャース戦では2日続けて9回に登板し、いずれも3者凡退でセーブを挙げた。2セーブ目は最後の打者・大谷を空振り三振に仕留めた。
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