粘り強さは世界一。男子の生命線は「緻密さ」。
男女ともに自力で出場権を獲得して迎える五輪は2008年北京大会以来。前哨戦となったネーションズリーグではどちらも銀メダルを獲得しており、そろっての表彰台が現実味を帯びてきました。
人気、実力ともに充実の時を迎える男子は、パリ大会をこの8年間の集大成と位置付けています。'17年にコーチとして来日した知将フィリップ・ブランが求める質の高いバレーボールをほぼ完璧に再現する日本は、今や世界に恐れられる存在となりました。
チームの生命線は「緻密さ」。武器を問われた全員が「レシーブ」と口を揃えるように、世界に通用するスパイク力とサーブがありながら、守備こそ強みだという共通認識が今の日本の強さだと思います。単にレシーブ技術が優れているだけでなく、ブロックカバーも含めてボールを上げた後のつなぎから攻撃までの全てが連動し、ラリーに持ち込む「粘り強さ」は世界一と言っても過言ではありません。
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photograph by Miki Fukano / JIJI PRESS