今季の女子プロボウリング開幕戦を制したのは、高校を卒業したばかりの18歳の新星だった。3月24日、関西オープン決勝で石田万音は坂本かやを256―214で撃破。プロ通算3勝目を挙げた。
「関西オープンは規模も賞金も、関西で最も大きな大会。勝ちたかった大会だったので勝って嬉しいです」
熱心な競技者だった両親の影響で、4歳からボウリングを始めた。
「母に連れられて私、0歳からボウリング場にいたらしいんです。保育園か幼稚園くらいの頃、母がプロアマの大会に出た時にプロボウラーを見て、すごいなあって憧れてました」
ボウリングと並行して水泳も励んでいたが、小4の時にボウリング一本に絞る。
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photograph by Kiichi Matsumoto