私にとって、キャプテンは“戦友”です。本音で話しますし、彼らだけに明かす情報もある。それだけ重要な存在だからこそ“こいつとなら心中してもいい”と言えるくらいの選手をキャプテンに選ばなければ、タイトルは獲れないと思っています。
ヤットはキャプテンの責任と覚悟を背中とプレーで示してくれた。
2013年、ガンバ大阪の監督に就任した際はヤット(MF遠藤保仁)を指名しました。
「これまでキャプテンをやったことがないから、ヤットには無理なんじゃないか」
周囲からは、こんな意見も聞こえました。それでも前年にJ2へ降格したガンバが生まれ変わるには、彼が中心となって再生しなければ未来はないと思ったんです。ガンバも、ヤットも、私も、一蓮托生だと。
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photograph by J.LEAGUE