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「武士道に感銘を受けた」フェルナンド・アロンソの加入がアストンマーティンを加速させる。《今宮雅子コラム/2023年》

2022年のF1最終戦アブダビGP終了後に行われた2023年用タイヤテストでアロンソはアストンマーティンをドライブ
初出:「Sports Graphic Number」1066号(2023年1月12日発売)

 2023年のF1では10チーム中6チームが新たなドライバーを迎える。新人3名の中で注目されるのはマクラーレンからデビューする21歳のオスカー・ピアストリ。F3やF2を各1年で制覇してきたキャリアは、同世代の中でも傑出した才能、より性能の高いマシンへの適応性を示す。

 移籍・復帰組3名の中で期待が集まるのは41歳のフェルナンド・アロンソ。アストンマーティンは、セバスチャン・ベッテル('10~'13年のチャンピオン)の後継者として'05~'06年のチャンピオンを迎えることになる。

 F1復帰後の'21~'22年をアルピーヌで戦ってきたアロンソは、'23年もチームに留まるものと考えられていた。離別の理由を、チームは「年齢を考えるとアロンソが求める複数年契約はできなかった」と説明したが、そこに不誠実さが露呈する。

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photograph by Getty Images

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