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「最高のチームで、最高の1年に」ノイジー驚きの本塁打とウイニングボール…パ首位打者・頓宮裕真の意地<日本S第7戦のキーマン>

2023/11/09
4回に3ランを放ったノイジーは、5回にもタイムリー
日本シリーズ第7戦。この試合において両軍のキーマンになった選手をピックアップする。

ノイジー『ボール球に手を出して』

 どうやらシリーズ最終戦は、この男のためにあったようだ。三塁側ベンチの最前列にナインが鈴なりとなった9回2死。左中間に上がった打球を捕球したのは、シェルドン・ノイジーだった。マウンドでは選手たちの歓喜の輪が広がる。その姿を横目にノイジーは静かに右のお尻のポケットに、その記念のボールを押し込んでいた。

 最後を締めたのがノイジーなら、試合を最初に動かしたのもこの助っ人のバットだった。

 4回だ。1死から森下翔太の安打と死球でつかんだ一、二塁のチャンス。

「得点圏に走者を置いて、2ストライクと追い込まれていた。何とか前に飛ばそうという気持ちで打席に立った」

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