#1079
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<W杯バスケ/グループG展望>本命スペイン、対抗ブラジル。イランはアップセットを起こせるのか。

 世界ランク1位で優勝候補のスペインが注目だが、一部戦力を欠く状況だけに、昨年のアメリカップで準優勝した実力国のブラジルが付け入りたい。イランや、今年のアフロカン2位のコートジボワールはアップセットを起こせるか。

 前回大会覇者のスペインは、W杯予選突破や昨夏のユーロバスケット制覇に貢献したロレンソ・ブラウン、シャビ・ロペス・アロステギを欠き、前回大会MVPのリッキー・ルビオが代表活動を途中離脱。インサイドの要ウィリー・エルナンゴメスや、弟のフアンチョ・エルナンゴメスらフロントコート陣は充実しているだけに、ピック&ロールを軸に多彩な攻撃を仕掛ける司令塔、ハイメ・フェルナンデス、アルベルト・ディアスらの働きが鍵を握る。

 ブラジルはベテランのマルセリーニョ・ウエルタスや、24歳のヤゴ・マテウスを起点に、ルーカス・ディアス、NBA経験のあるブルーノ・カボクロらビッグマンが幅広い攻撃を繰り出せるか。エルナンゴメス兄弟を中心とした無敵艦隊を食い止める粘り強い防御も必要になる。両軍が対決する第2戦は激戦必至だ。

 イランはW杯予選で苦戦し、他チームの結果によって4大会連続の出場権を獲得。得点源の一角モハマド・ジャムシディも不在で苦戦が予想される。アジア屈指のスコアラーであるベナム・ヤクチャリや、好守が光るアルサラン・カゼミの活躍は必要不可欠。五輪に2度出場し、4度目のW杯を迎える38歳のハメッド・ハダディのフル回転も、勝利をもぎ取るために欠かせないだろう。

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