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[主催者インタビュー]舞元啓介「ファンと一緒に、去年を超える熱を」【にじさんじ甲子園2023大特集】

2023/08/03
にじさんじ甲子園の主催者・舞元啓介氏
昨年の決勝配信は同時接続者数30万人以上。真夏の一大イベント、『にじさんじ甲子園』が今年もやってくる。ライバーとファンが一体となり、スポーツに限りなく近い熱狂を生む源泉とは何か。主催者である舞元啓介氏の言葉で紐解いていく。

――今年も『にじ甲』(※1)の季節になりました。年々盛り上がりが増していますね。

舞元「特に去年は今までにない雰囲気がありましたね。監督交流Discordサーバーではファンの皆さんと同様に監督たちが他の配信を見て雑談しあうのですが、葛葉や笹木(咲)は盛り上げつつ“ちゃんと”毒を吐ける。というのも、彼らが他のメンバーに『失敗しろ!』と軽口を叩きつつ、実際にライバルが上手くいったら『負けてらんねぇ!』と盛り上がるんです。すると熱い性格のリゼ(・ヘルエスタ)や社長(加賀美ハヤト)も乗せられて、何でも言い合える空気が生まれていました。

 今までになく監督同士の交流が活発で、不運に見舞われた監督を『絶対大丈夫だから』と励まし合い、切磋琢磨し、皆でイベントを作り上げた。ひとつ壁を越えた感覚がありましたね」

――『にじ甲』のこれまでの歩みを、改めて振り返っていただけますか。

舞元「天開司と椎名唯華が始めた配信企画がスタートで、それを発展させる形で2019年に司が開催した『Vtuber甲子園』という大会が原点ですね。俺や他のライバーも参加したんですが、すごく盛り上がったんです。俺がライバーとして活動を始めてから一番熱が入ったし、感情が全部出る企画でした。でもその年の暮れに司が『来年は開催できるか分からない』とこぼしていたんです。こんなに良い企画を途絶えさせるのは勿体ないので『一旦、俺に預けてくれないか?』と持ちかけました。それが『にじ甲』のスタートですね」

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photograph by ANYCOLOR, Inc. / Konami Digital Entertainment

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