今季メジャー第2戦の全米プロ選手権は、ジャスティン・トーマス(米国)の7打差大逆転優勝で幕を閉じました。僕はDAZNで解説者を務めていましたが、大会を見ながら拭い切れない寂しさを感じていました。ちょうど1年前、メジャー最年長優勝を飾ったフィル・ミケルソン(米国)の姿がなかったからです。4月のマスターズに続いてメジャーを欠場。怪我でもないのにどうしてしまったんでしょう。
事の発端は、PGAツアーに対抗しようとするスーパーリーグ『リブゴルフ・インビテーショナルシリーズ』発足の動きにあります。新リーグはグレッグ・ノーマン(オーストラリア)を旗頭に、サウジアラビア系ファンドの莫大な支援を受けている。ミケルソンはいち早く接近すると同時に本拠のPGAツアーを厳しく批判し、強く改革を求めて対立を深めていました。
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photograph by KYODO