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[ICHIROを語ろう]フリオ・ロドリゲス「毎朝のキャッチボール学習」

2022/04/15
2000年12月29日、ドミニカ共和国生まれ。'17年にマリナーズと契約しマイナーで経験を積む外野手。東京五輪では打率.417の活躍で銅メダル獲得に貢献。MLB公式サイトの最新版有望株ランキングでは全体3位につけ、今季開幕ロースター入りも決定した。190cm、103kg

 アリゾナ州ピオリアのキャンプ地で、外野陣の中に入ったイチローがキャッチボールをしている。20年ほど続くお馴染みの場面に、以前と異なる点がひとつあった。センター方向の深い位置へだんだんと下がり、投げる距離を決めているのが、イチローではないのだ。コーチを務めるイチローはその反対側、ファウルライン上から動かない。

 ではイチローのパートナーは? ドミニカ共和国出身のフリオ・ロドリゲス。メジャーデビュー前だが、今季屈指の有望株として期待されている21歳である。

 マイク・キャメロンやフランクリン・グティエレスら何人ものOB外野手がコーチとしてキャンプに参加するなか、現役選手と毎朝キャッチボールをするのはイチローだけ。ロドリゲスはイチローと組むようになった経緯をこう説明する。

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photograph by Nanae Suzuki

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