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朝倉未来撃破の金星奪取。斎藤裕は遅咲きのいい人。

2020/12/08
斎藤(左)は試合後に鼻骨骨折が判明。本格練習再開に時間を要するため、両者のリマッチは来年以降になりそう

「周りの反響はすごいですね。大げさにいうと、全国に(自分の知名度が)広がるような試合ができたような気がします」

『RIZIN.25』(11月21日・大阪)で朝倉未来を判定で撃破。一躍時の人となった斎藤裕は、その2日後、自分が育ったプロ修斗・東京大会の会場にいた。斎藤の存在に気づくと、多くのファンが記念撮影やサインを求める。「取り巻く環境は大きく変化したのでは?」と聞くと、「まだ何とも言えないけど」と謙遜しながら冒頭のように答えた。

 戦前の主役は明らかに朝倉だった。初代フェザー級王座決定戦と銘打たれた斎藤戦までRIZINで破竹の7連勝をマーク。その一方で人気ユーチューバーとして月に何千万円も稼ぐことでニュータイプの格闘家としても注目を浴びている。来年2月28日に東京ドームで開催される『MEGA2021』では、フロイド・メイウェザーの対戦相手の最有力候補に挙げられているほどだ。

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photograph by (c)RIZIN FF/Sachiko HOTAKA

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