よもやの事態で開幕が遅れ、ひとつの記録が潰えようとしている。“史上最年少での通算2000本安打達成”を視野に入れていた坂本勇人――あと116本のヒットを1本も積み重ねることができないまま、7月29日が近づいてくる。
これまでの記録は榎本喜八(当時は東京オリオンズ)の31歳7カ月16日。そして昨年の坂本は93試合目に116本目のヒットを打っていた。今年は東京五輪の開催が決まっていたことから開幕が早まっており、7月29日までに99試合を消化する予定だった。つまり、坂本の最年少での記録達成の可能性は十分にある……はずだったのだ。
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photograph by Hideki Sugiyama