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開幕戦で主審を助けたVAR。 「アシスタント」への依存にご注意。

2020/03/25
湘南-浦和戦でビジョンに映し出されたVARの映像を見つめる選手たち。試合は浦和が3-2で勝利を収めた。

 VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を正式に導入した2020年シーズンのJ1が開幕した。他カードに先駆けて金曜日開催となった湘南ベルマーレ―浦和レッズ戦(2月21日)で早速、「運用第1号」となるシーンがあった。

 2-2で迎えた後半25分。浦和側ペナルティーエリア内のゴールライン付近において、浦和の鈴木大輔が石原広教と競り合ってボールを奪い返した。主審はプレーを流したものの、湘南側は鈴木のハンドをアピール。プレーが切れたところでVARが介入した。

 主審は交信後に笛を吹いて両手の人差し指で四角を描き、ピッチ横に置かれたモニターでプレーを確認する「オン・フィールド・レビュー」へ。映像はスタンドのビジョンでも流された。その結果、鈴木が手ですくい上げるようにボールをピッチに戻したと主審は判断し、PKに判定が変更された(ちなみにタリクが蹴ったPKは失敗に終わっている)。

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photograph by Getty Images

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