遠藤、宇良、石浦など、本名のまま土俵に上がる関取も多い、昨今の相撲界。この5月場所、新入幕として土俵に上がっている小柳(おやなぎ)が「豊山(ゆたかやま)」と改名した。時津風部屋で受け継がれてきた四股名で、初代豊山は元大関で協会理事長も務め、二代目は元小結の先代湊親方だ。当代豊山ももちろん、いずれも新潟県生まれで東農大相撲部出身である。
小柳改め三代目豊山は、「ありがたい。(先々代は)自分なりの新しい豊山像を作っていけばいい、とも言ってくださいました」と顔を引き締める。
さて、185cm183kgの体躯を誇る豊山の今後の課題は、いかに。
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photograph by KYODO