今シーズンのNBAウェスタン・カンファレンスは、この数年と比べて天地が入れ替わったような勢力図となっている。何年も低迷していたロサンゼルス・レイカーズが首位に君臨する一方で、不動の王朝を築いていたゴールデンステイト・ウォリアーズが最下位に落ち込んでいるのだ。特にウォリアーズの低迷は、主力選手たちが故障欠場しているとはいえ、予想外だった。
12月2日時点で4勝18敗という成績に戸惑っているのは、ウォリアーズのファンや選手たちだけではない。ドレイモンド・グリーンは、敗戦後に、ステフィン・カリーの7歳の娘、ライリーから「なぜウォリアーズは負け続けているの?」と聞かれたという。ライリーの父が手の骨折で欠場しているのも大きな理由のひとつなのだが、物心ついたときから、父が休んでいる試合でもチームが勝つのが当たり前の世界で育ってきたライリーには、不思議でしかたなかったようだ。
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