巨人の激突を堪能した。ラグビーのワールドカップ。9月21日、ニュージーランド代表オールブラックスは、絶対の好敵手、南アフリカ代表スプリングボクスをプール戦で破った。
開始は午後6時45分。黒一色の厳かなハカがあり、その憎たらしいような一瞬のカウンター攻撃があり、グリーン&ゴールドのジャージィをまとう大男の突進があって、終了の笛と同時に敵味方をなくす抱擁があった。
なんとか放送の解説を終えて、さあ会場の横浜国際総合競技場から「次の試合」へ急ごう。なんとしてもキリリと冷えたビールで喉を洗浄しなくてはタックルとジョッキの泡を等分に愛した世界中の先達に申し訳ない。スタジアムを先に出て東京へ戻る悪友を追いかけ、巨漢ばかりの両国ファンの脇の下をくぐって新横浜の駅へ。えい、新幹線を奮発しよう。
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photograph by KYODO