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1カ月で復帰した高橋周平の 責任感と二つのポジション。 ~ドラゴンズのキャプテンとして~

2019/09/03
今季は5月に8度の猛打賞を記録して自身初の月間MVP受賞。オールスターに選手間投票で初出場を果たした。

 8月15日、セ・リーグ打撃成績の一覧からドラゴンズの高橋周平の名前が消えた。打率2位の.319は、規定打席に満たない数字となってしまったのだ。しかしその翌日、高橋は一軍に復帰。代打として出場すると、18日にはスタメンに名を連ねる。

 6月の交流戦を終えて打率トップに立っていた高橋は、7月16日のタイガース戦でケガをして、戦列を離れた。サインプレーに誘い出されて頭から一塁へ戻ろうとした際、ベースに右手を突いて、小指の靱帯を断裂してしまったのだ。医師からは手術を勧められたが、高橋は保存療法による治療を選択。わずか1カ月での復帰を果たしたのである。

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photograph by Nanae Suzuki

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