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目指すは世界最高峰。 日本ラグビープロ化構想。 ~清宮副会長「やるしかない」~

2019/08/16
左から清宮副会長、境田正樹理事、松尾豊・東大教授、谷口真由美理事。松尾教授は人工知能研究の第一人者。

「構想と言うより宣言です」

 力強く言い切ったのは、日本ラグビー協会の清宮克幸副会長だった。7月28日に開かれた「日本ラグビーの未来」と題したシンポジウムで「2021年秋から、新しいプロリーグを創設します」とブチ上げたのだ。

「目指すのは世界最高峰のラグビーリーグです。日本ではすでに世界のトップ選手がたくさんプレーしているし、今年はW杯が開かれる。すでに豊富な資産はある。これを活用して、南半球のスーパーラグビーとも連携して、フランス、イングランドのリーグと世界を二分するようなリーグを作りたい」

 明かされたプランでは、W杯終了直後の今年11月には具体的なフォーマットを確定させ、参加チームを募って審査を始める。'20年秋には「準備のできたチームで」プレコンペティションを行うという。野心に溢れた壮大なプラン。だが、唐突だな、急ぎすぎでは? と思った方もいるだろう。森重隆会長とともに、清宮副会長が就任したのは6月末だ。

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photograph by Nobuhiko Otomo

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