「構想と言うより宣言です」
力強く言い切ったのは、日本ラグビー協会の清宮克幸副会長だった。7月28日に開かれた「日本ラグビーの未来」と題したシンポジウムで「2021年秋から、新しいプロリーグを創設します」とブチ上げたのだ。
「目指すのは世界最高峰のラグビーリーグです。日本ではすでに世界のトップ選手がたくさんプレーしているし、今年はW杯が開かれる。すでに豊富な資産はある。これを活用して、南半球のスーパーラグビーとも連携して、フランス、イングランドのリーグと世界を二分するようなリーグを作りたい」
明かされたプランでは、W杯終了直後の今年11月には具体的なフォーマットを確定させ、参加チームを募って審査を始める。'20年秋には「準備のできたチームで」プレコンペティションを行うという。野心に溢れた壮大なプラン。だが、唐突だな、急ぎすぎでは? と思った方もいるだろう。森重隆会長とともに、清宮副会長が就任したのは6月末だ。
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photograph by Nobuhiko Otomo