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「ハジ」はルーマニアの誇り。 英雄の息子が東京五輪の舞台へ。 ~父親との比較も大歓迎?~

2019/07/23
U-21代表で10番を背負うヤニス・ハジ。両足を遜色なく使うパサーで、父が所属したバルサが興味との報道も。

 スペインの優勝で幕を閉じたU-21欧州選手権で、懐かしい名前を耳にした。

「ハジ! ハジ! ハジ!」

 開催国イタリアのスタンドにはルーマニア人が目立った。彼らはルーマニアの試合に駆けつけては、かつての英雄とその息子の名を叫んだ。

 準決勝に進出し、東京五輪出場を決めたルーマニアU-21代表のゲームメイカーがヤニス・ハジだ。

 その苗字からもわかるように、父親は'90年代で最高のミッドフィルダーのひとり、ゲオルゲ・ハジ。ヤニスは父親と同じ10番を背負って攻撃を指揮し、大会で2得点を決めている。ヤニスがゴールを決めた第1戦のクロアチア戦が行われた6月18日は、25年前に父ゲオルゲが'94年アメリカW杯、コロンビア戦でスーパーゴールを決めたのと同じ日付だ。

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photograph by Mutsu Kawamori

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