#982

記事を
ブックマークする

「ハジ」はルーマニアの誇り。 英雄の息子が東京五輪の舞台へ。 ~父親との比較も大歓迎?~

2019/07/23
U-21代表で10番を背負うヤニス・ハジ。両足を遜色なく使うパサーで、父が所属したバルサが興味との報道も。

 スペインの優勝で幕を閉じたU-21欧州選手権で、懐かしい名前を耳にした。

「ハジ! ハジ! ハジ!」

 開催国イタリアのスタンドにはルーマニア人が目立った。彼らはルーマニアの試合に駆けつけては、かつての英雄とその息子の名を叫んだ。

 準決勝に進出し、東京五輪出場を決めたルーマニアU-21代表のゲームメイカーがヤニス・ハジだ。

 その苗字からもわかるように、父親は'90年代で最高のミッドフィルダーのひとり、ゲオルゲ・ハジ。ヤニスは父親と同じ10番を背負って攻撃を指揮し、大会で2得点を決めている。ヤニスがゴールを決めた第1戦のクロアチア戦が行われた6月18日は、25年前に父ゲオルゲが'94年アメリカW杯、コロンビア戦でスーパーゴールを決めたのと同じ日付だ。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Mutsu Kawamori

0

0

0

前記事 次記事