他のスポーツ関係者からは「何をいまさら」と言われそうだが、ボクシングでもプロ経験のある選手が五輪出場を目指すことが可能になった。アマチュアの一般社団法人日本ボクシング連盟が、元プロの世界王者・高山勝成(35歳)の求めていた選手登録を正式に認めたからだ。
AIBA(国際ボクシング協会)がプロの五輪参加を認め、個々の判断を各国の連盟に委ねた後も日本は認めず、高山の要請を何度も門前払いしてきた。それが百八十度方針を変えたのは、“山根騒動”で連盟のトップが交代しプロと協調路線を取る新体制が誕生したからで、高山にとっては僥倖だった。
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