稀勢の里、高安、豪栄道などの上位陣が休場するなか、栃ノ心の大関獲りが話題となった5月の夏場所。24歳の若手、前頭2枚目に番付を上げていた阿炎(あび)もまた、土俵を沸かせていた。
6日目、初顔合わせの横綱白鵬を、もろ手突きで一気に土俵外に押し出す大金星。殊勲のインタビューでは、「お母さんに電話したいから、もう帰っていいですか?」。カメラマンにピースサインを見せるに至っては、「本人は気ままでいいけれど、師匠の私は気が気じゃない(笑)」
元関脇寺尾の錣山(しころやま)親方を悩ませる無邪気な言動も、一躍注目の的となった。
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photograph by KYODO