信じて、頼る。結果が出ない時期があっても任せる。それが「信頼」である。
ジュビロ磐田のストライカー、屈強なフィジカルを誇る28歳の川又堅碁は昨季チームでただ一人、リーグ戦全34試合に先発した。今季もそれは変わらない。開幕から1カ月間、ゴールを奪っていなかったとしても、だ。
4月1日、第5節のホーム、浦和レッズ戦。
これまでの鬱憤を晴らすかのような活躍だった。渾身のヘディングシュートを西川周作に弾かれて運に見放されたと思いきや、自らたぐり寄せた。前半終了間際にゴール右から左足アウトサイドでの“技あり弾”で今季第1号をマークすると、後半36分にはゴール左からの左足シュートで決勝点。名波浩監督の「信頼」にようやく結果で応えた。
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photograph by KYODO