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<修造一直線五輪スペシャル>松岡修造「僕の胸を熱くした冬の勇者たち」

2018/03/11
 歓喜と涙のメダルラッシュに日本中が沸いた今大会。
 選手たちはベストを尽くし、自分に見事に打ち勝った。
 現地取材で松岡さんが見た、彼らの強さの理由とは。

 オリンピックには人をとてつもなく強くするパワーがある。これが、平昌五輪で僕が一番感じたことです。大会序盤、日本勢は惜しい銀メダルが続きましたが、皆が言っていたのが、「ベストを尽くしての銀メダル。悔しいけどすごく爽快だ」ということ。自分の力を出し切れず悔しいと言う選手はいませんでした。

 ベストを尽くし、自分を出し切った選手は日本人だけではありません。世界中から五輪ならではの「プラスアルファ」のパワーを出せる選手が集まる、それがオリンピックなんだと今回感じました。平野歩夢さん、渡部暁斗さん、小平奈緒さんが3人続けて銀メダルだった2月14日は、金を掴み取るのがどれだけ大変かを感じた日でした。

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photograph by photographs by JMPA

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