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心と体と向き合えた時間。怪我の功名で圭は強くなる。~松岡修造が直接聞いた、テニス人生の残り時間~

2018/04/10

 錦織圭選手が怪我による長期休養から帰ってきた。チャレンジャー大会で優勝し、ATP250大会でも準決勝進出。一歩一歩、僕の知っている圭の姿へと戻ってきている。試合を観ていて一番嬉しかったことは、どんなボールも拾い、我武者羅に頑張っていたこと。特にチャレンジャー大会は圭のようなトップ選手が出場するレベルの大会ではないけれど、そこで必死に戦う姿は胸を打つとともに、復帰前に話してくれたことを実践できている、と感じた。

「ランキング20位台はショックですけど、また昇っていくのも新たな挑戦。なるべく早くトップ10、5に入っていきたい。大事なのは“自分のテニスができる”と自分を信じ切れる力です。最初の数カ月は絶対苦労すると頭をレディにしている(準備している)ので、試合数をこなしたい。練習のポイントと試合の大事なポイントは違うので、いつ攻めいつ守るべきか、駆け引きの感覚を戻すのに時間がかかるはずです」

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photograph by KYODO

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