リーズの井手口陽介が半年間のレンタルでプレーすることになったクルトゥラル・レオネサは、スペイン2部のクラブであり、そしてカタールのクラブでもある。
クラブの筆頭株主はカタールの国家的育成機関、アスパイア・アカデミー。200万ユーロ近い負債を抱え消滅の危機に瀕していたところを救ったのがカタール人たちだった。
クルトゥラルは『カタールのカンテラ』とも呼ばれている。カタールの狙いは、欧州中に傘下のクラブを置き、そのネットワークを使い自国サッカーの強化につなげる、というもの。エウペン(ベルギー)やリンツ(オーストリア)に始まり、井手口が所属するリーズやスペインのビジャレアルなども提携関係にあり、クラブ間の協力体制が整っている。
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photograph by KYODO