今やマラソンでは世界のトップに位置し、トラックでも健闘している日本の長距離陣だが、クロスカントリーでは世界から大きく遅れている。
起伏の激しい草原を走るクロスカントリーは筋力強化にもってこいで、バランス感覚を養う効果も高い。世界の長距離界ではこれから更にスピード化が進むのは確実。アフリカ勢が普段から練習に取り入れているクロスカントリーは、今後よりその重要性を増すだろう。その意味でも4月1、2日に福岡で行われた世界クロスカントリー選手権に注目したが、残念ながら結果は芳しくなかった。
福士加代子(ワコール)がメインの女子ロング(8km)で25分51秒の6位と健闘したものの、男子ロング(12km)は徳本一善(日清食品)の35位が最高という惨敗。昨年の日本選手権女子1500mを制したホープ、小林祐梨子(須磨学園高)も女子ショート(4km)で30位に終わった。
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