2018年初場所が1月14日に幕を上げる。
思い起こせば、わずか1年前には稀勢の里が初優勝を遂げ、場所後に19年ぶりの日本出身横綱が誕生。近年盛り上がる大相撲人気は、いっそう白熱したものとなった。「4横綱時代の到来」と更なる話題を呼んだものの、その後はそれぞれの横綱が休場を繰り返し、ついぞ4人が皆勤した場所は皆無となってしまった。
そして、日本中の耳目を集め、11月から長引いた「横綱日馬富士による暴行問題」。これによって日馬富士は引退し、4横綱時代はあっけなく終焉を迎えてしまった。
白鵬、鶴竜も処分を受け、騒動の余波も冷めやらず注目を浴びつつ迎えることになった今年の初場所。4場所連続休場で、「次に出場する場所では進退を掛ける」とする鶴竜は、昨年来の騒動が、どう精神面に影響するのだろうか。そして、昨年3月に新横綱として土俵に上がり、劇的な連続優勝を飾ったものの、このとき負ったケガが響き、4場所連続休場することとなった稀勢の里も同様だ。彼もまた、「土俵上に姿を見せるなら進退を掛ける場所になるだろう」と目されている。
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photograph by KYODO