これが本番(ワールドカップ本大会)じゃなかったのは、不幸中の幸い――。そう強がってみせるしかない。昨年12月の日韓戦(東アジア選手権)で1-4の大敗を喫した日本代表のことだ。
前から圧力をかけて球を奪い、一気に相手ゴールへ迫る。それが日本の基本の「き」となる戦法だ。ところが、この試合では肝心のプレスが不発に終わっている。
3分に小林悠のPKで先制すると、ミドルゾーンから後ろでブロックを組み、守っていた。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「なぜかプレーするのを止めてしまった」と話しているからベンチの指示ではない。韓国を恐れて、腰が引けたということか。
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photograph by Yuki Suenaga