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菅俊一(アスリート展ディレクター)~スポーツの現場で働く“プロ”に直撃!~

2017/06/01
【アスリート展ディレクター】
アスリートの身体を映像や写真、体感型の展示を通して、デザインの視点で紐解く。身体や心理を制御する知覚や戦術の解析、スポーツギア等、様々な側面を取り扱う。アスリートの特異性をいかに理解しやすくデザインするかが大切だ。

 アスリートとデザイン――まるで関連性がなさそうなふたつの事柄をテーマにした「アスリート展」が、東京ミッドタウンの「2121 DESIGN SIGHT」で6月4日まで開催中だ。汗臭さと無縁のモダンな会場で何がおこなわれているのか? じつはウラをかいてマッチョな肉体美に焦点を当てた写真が所狭しと展示されているとか?

「もともと“身体”というキーワードが先にあって、具体的なテーマを考えたときに、アスリートは身体の象徴としてふさわしい存在ではないかという発想があったんです。身体とひと口に言っても、腕や足、筋肉といったパーツもあれば、心理状態や思考プロセスといった脳の働きも含まれる。アスリートはそれらのすべてを駆使して、パフォーマンスしているわけですよね。いったいアスリートの身体とはどんなものか、われわれ一般人と何が違うのか。そこにフォーカスして、展示内容を考えました」

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photograph by Satoshi Ashibe

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