9年前、一人のドラフト候補選手のワークアウトを見たラリー・バード(ペイサーズ球団社長)は、「この選手にNBAは無理だ」と思ったという。19歳と若く、211cmの長身で運動能力もあったが、バスケットボールのスキルがまったく備わっていなかった。場違いな彼を、気の毒にすら思ったと振り返る。
その選手とは、現ロサンゼルス・クリッパーズのデアンドレ・ジョーダン。結局、ドラフト2巡目でクリッパーズ入りを果たした彼は、その後チームのスターティング・センターになった。また、昨季はオールNBAファーストチームにも選ばれ、夏に米代表としてリオ五輪の金メダル獲得に貢献するなど、リーグ有数のビッグマンにまで成長した。
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