マラソン男子の日本記録はもう14年も更新されていない。だがリオ五輪での視聴率は開会式を上回る1位。結果は佐々木悟の16位が最高という不本意なものだったが、関心は相変わらず高い。
そんな現状をどう打破すべきなのか? 1978年に2時間9分05秒6という日本新を樹立した宗茂から、2002年に2時間6分16秒の現日本記録を叩き出した高岡寿成まで、歴代7名の日本記録保持者に話を聞いたのが本書だ。
彼らが語る、記録を出したレースと当時の状況や練習法。それは、スピードが格段に増したマラソン競技の変化に合わせた苦闘の歴史でもあり、一方で日本男子マラソンのクロニクルとしてファンには懐かしく読めるだろう。
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photograph by Wataru Sato