上昇一途の女子卓球界で、リオ五輪出場を逃した若き実力者が日本人初のビッグタイトルを獲得した。
世界ランク17位の16歳、平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)が、今月米国で行なわれた女子W杯シングルスで大会史上最年少優勝を飾った。
「筋トレのお陰で体重が2、3kg増えてパワーがついた。優勝はうれしい」
'96年に始まった女子W杯は五輪、世界選手権と並ぶ主要大会で、年1度の開催。リオ五輪で金メダルを独占した中国勢が出場を回避した今回は、“2番手グループ”の中から誰が抜け出していくのかが注目されていた。その中で中国以外の選手として初の栄冠を手にしたことには大きな価値がある。
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photograph by KYODO