「中国の選手はみんなヤバい。数年後には彼らが世界で一番強くなっているんじゃないの?」
REBELSと合同興行という形で日本進出した中国発の格闘技イベント「Kunlun Fight49」(8月7日、東京・大田区総合体育館)終了直後、あるレフェリーが興奮気味に話しかけてきた。
「みんなフィジカルが強い。UFCのトップがキックをやっている感じだよね」
私は頷かざるをえなかった。今回登場した中国人選手は7名いたが、他国の選手に決して当たり負けすることはなかった。鍛え抜かれた肉体を武器に相手を削りまくり、弱ったところでとどめを刺す。それが彼らの闘い方の基本だった。
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photograph by Susumu Nagao