日米通算4257安打を達成したマーリンズのイチローを祝福するセレモニーが6月17日、本拠地マーリンズパークで行われた。大型スクリーンには「4257 CAREER HITS」と表示され、記録時に到達した二塁ベースが贈呈された。「世界最多」や「新記録」ではなく、「生涯安打」と表記されたのも、リベラルな立場をとるマーリンズ側の配慮だった。
ちょっとした「論争」だった。イチローの安打数が、ピート・ローズのメジャー最多安打「4256本」に近づくにつれ、日本だけでなく、米国メディアの注目度も日増しに高まった。全国紙「USAトゥデー」は、「認定派」の姿勢を見せる球界関係者のほか、ローズの「日本では次は高校時代の安打まで数えるのではないか」との反対意見を紹介。後を追うように、他のメディアも、日米合算記録の解釈について独自の記事を並べた。
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photograph by Yukihito Taguchi