右膝靱帯損傷で'14年ソチ五輪を棄権したフリースタイルスキー女子モーグルの伊藤みき(北野建設)が、3季ぶりにW杯の舞台に復帰し、日々奮闘している。
今季W杯開幕戦となった昨年12月12日のルカ大会で復帰戦を21位で乗りきると、1月23日の第2戦バルサンコム大会で20位、1月30日の第3戦カルガリー大会で21位。トレーニングで得た手応えがなかなか順位に反映されないというもどかしさを抱えながらも、試合を重ねる毎に出てくる課題の中身は着実にレベルアップしているといい、表情は明るい。
「1戦目は'13年12月にケガをした場所での大会だったので恐怖感もあり、戻れるかな、という中での試合だった。2戦目は良い滑り、良いジャンプをしたいとしっかり練習をして臨んだけどタイムが遅かった。3戦目は第1エアーでの失敗が響いてしまったけど、3試合でベストの滑りができた。順位はあまり変化がないけど、もうリハビリの選手じゃない。やっと選手らしい悩み、勝負をしにいくための悩みがガンガン出て来ている」
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