ジャイアンツのエースに必要なものは何だと思うか、と訊ねたとき、内海哲也は3つの条件を挙げていた。
「まずは結果、次にリーダーシップ、それに加えてオーラかな。大エースだった桑田(真澄)さんにも上原(浩治)さんにも、培ってきたものがありました。1、2年でエースになれるわけがない。5年、10年とコンスタントに結果を残して、やっとオーラが滲み出てくるんです」
3度の開幕投手を託され、2012年には2年連続最多勝にも輝いた。その年のオフ、4年総額16億円の大型契約を交わした内海だったが、その後の勝ち星は13、7、2勝と急落。去年は3月に左前腕部を痛めて開幕を二軍で迎え、その後も左肩の痛みに悩まされたのだという。6月には一軍復帰を果たしたものの、先発したホークス戦で両足がつって4回を投げ切れず、登板翌日に抹消。7月末に一軍で先発したベイスターズ戦でもまた足がつって登板翌日に抹消されるなど、長い二軍暮らしが続いた。
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