プロ7年目の土居美咲がルクセンブルクオープンでツアー初優勝を飾った。1回戦で自己最高世界ランク9位のペトコビッチに競り勝つと、準々決勝では元世界ランク1位のヤンコビッチを下し、決勝ではバーテルに3セットで勝った。
「ただただ、うれしい」
24歳は大きな黒目を輝かせた。
大物食いを連発した土居だが、ここ数年、“善戦止まり”ばかりだった。昨年の全米では元世界1位のアザレンカから第1セットを奪いながら逆転負け。今年の全仏2回戦でも、元世界1位のイバノビッチに同じように敗れた。試合後の土居は「手応えがあった。だからこそ悔しさもある」。善戦に納得する気持ちと口惜しさが心の中で戦っていた。
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photograph by KYODO