泥まみれのジャージーが輝いて見えた。
5月23日の香港、香港仔運動場。1週間降り続いた雨で泥まみれになったグラウンドで、サクラフィフティーンこと女子15人制日本代表は香港を27-12で撃破。9日には、15人制女子アジア王座を独占してきた王者カザフスタンにも27-12で完勝しており、日本は2戦2勝。15人制女子初のアジア制覇を飾ったのだ。
簡単な勝利ではなかった。重いグラウンドと湿気で汗は噴き出し、ボールはツルツル滑る。地元・香港はブレイクダウンで激しくプレッシャーをかける。さらに、かなり地元贔屓のレフェリングで、日本には3枚のイエローカードが出され、一時は13人の戦いまで強いられた。そんなアウェーの洗礼を浴びながらの勝利。
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photograph by Nobuhiko Otomo